一元化されたポリシー管理

Ulaa Enterprise:管理者向け案内書

ポリシー管理

特にビジネスがハイブリッドな職場環境を受け入れている場合、ブラウザーのセキュリティーを大規模に管理することは気が遠くなるような作業です。IT管理者は、可視化するだけでなく、即座にアクションがとれるソリューションを求めています。Ulaa Enterpriseは、すべてのユーザーや端末、セキュリティーポリシーを統合された1か所から管理できる、一元化されたダッシュボードを提供して、かんたんに管理できるようにします。

一元化された制御でかんたんなIT運用

Ulaa Enterpriseを使うと、管理者はどのネットワーク上でもあらゆる端末をどこからでも管理できます。一元化された制御システムにより、さまざまなコンソールを操作したり、端末間のポリシーの不整合に悩んだりすることはありません。

すべての端末とユーザーが1つのインターフェイスに表示され、管理者はネットワーク全体のビューを確認できます。リモートワークの従業員がコーヒーショップから仕事をしている、またはオンプレミスのユーザーがオフィスで仕事をしている場合のいずれでも、Ulaaは、全端末を同じセキュリティープロトコルで管理し、複雑さを低減し、制御を強化できます。

完全な可視化、完全なコントロール

Ulaaの一元化されたダッシュボードで、ユーザーベース全体、すべてのセキュリティーポリシー、端末の活動を包括的に可視化できます。この一元化により、セキュリティーギャップを発見し、コンプライアンスを正確に施行し、保護されないまま端末をなくすことができます。

管理者はコンプライアンスに準拠していないユーザーや端末をかんたんに識別して、更新のプッシュ、拘束性のあるポリシーの施行、特定の機能の無効化など、速やかに是正措置をとることができます。例えば、従業員が古いバージョンのブラウザーから会社データにアクセスしようとすると、管理者はその端末にすばやくフラグを付け、コンプライアンスに準拠するよう更新を実施できます。

かんたんにポリシーを強化

Ulaaはユーザーのアクションをきめ細かく制御して、各従業員が適切なセキュリティープロトコルに従うようにできます。ユーザーの役割、部署、または端末の種類に基づいてポリシーを施行できるため、組織全体に適切な制御を導入できます。

コア機能の1つが、端末のコンプライアンスに基づくブラウザー制限を適用できることです。例えば、ユーザーが制限されたWebサイトからファイルをダウンロードしようとすると、Ulaaのポリシー管理システムがダウンロードをブロックし、不正なデータが社内ネットワークにそのまま放置されることを防ぎます。同様に、ポリシーを適用して、クリップボードのアクションを制限すると、機密データが安全な社内リソースからコピーされ、認可されていない外部アプリケーションにペーストされないようにします。

ユーザーとグループに関する洞察

Ulaaは、別のチームや部署全体にどのようにポリシーが適用される方法について、貴重な洞察を提供します。管理者はこのデータを使用して、さまざまなグループの特定のニーズに応じてセキュリティー制御を調整できます。そのため、ワークフローを中断しない、バランスのとれたセキュリティーアプローチが確保されます。

この柔軟性は、特に多様なチームで構成される大規模な組織を管理する場合に有用です。例えば、マーケティングなどの部署では、調査のために外部サービスによりオープンなアクセスが必要なことがあります。一方、財務や法務チームは、データのアクセスや共有に対してより厳格な制御が必要です。Ulaaを使用すると、管理者は各部署固有の要件に応じて、これらのポリシーを微調整できます。そのすべてが同じダッシュボードから可能です。

一目でユーザーの活動を把握

全端末のユーザー活動を追跡することは、効果的なポリシー管理に重要な部分です。Ulaaは、有効な端末と無効な端末の両方をリアルタイムでかんたんに追跡できるようにして、使用パターンに関する洞察を管理者に提供します。そのため、不正な活動や疑わしい活動をすばやく特定できるようになります。

例えば、ユーザーが勤務時間外に個人の端末を使用して会社データにアクセスしたことに管理者が気付くと、管理者は即座にアクセスを無効にしたり、確認のためその端末にフラグを付けたりできます。このレベルの可視化により、データ漏洩や不正な活動を検出し、重大な脅威になる前に軽減できます。

バージョンインテリジェンス

ブラウザーを常に最新の状態に維持することは、保有する端末全体でセキュリティーを維持するために不可欠です。Ulaaの一元化されたポリシー管理システムは、全端末のブラウザーバージョンを追跡できる機能を管理者に提供し、古いソフトウェアが原因の脆弱性を防ぎます。

管理者は、どのユーザーが古いバージョンを使用しているかを一目で把握し、必要に応じて更新を実施できます。この事前対応型のアプローチにより、パッチ未適用の古いバージョンに起こり得る攻撃リスクを低減します。Ulaaは、セントラルハブから更新を適用することで、組織全体で一貫したセキュリティー対策を確保します。

実際に脅威を阻止

Ulaaは端末を監視するだけでなく、セキュリティーリスクを防ぐため積極的に対応します。このプラットフォームよりリアルタイムでポリシーを施行できるため、コンプライアンスに準拠していないブラウザーをブロックし、リスクになる前にセキュリティーギャップをブロックできます。Ulaaは、脅威がエスカレートしないよう防ぐため、できるだけ早い段階でセキュリティー対策を実施します。

例えば、ユーザーがコンプライアンスに準拠していないブラウザーや古いブラウザーを使って会社リソースにアクセスしようとした場合、Ulaaは即座にアクセスをブロックし、ポリシーの更新を実施するか、それ以降の活動を制限できます。この事前対応型の防御は、漏洩が発生する前に、リスクを最小限に抑えるうえで役立ちます。